アンジェリーナ・ジョリー、反日の噂の真相&映画に込めた思い

2001年からUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)にも任命され、

アフリカやアジアから3人も養子を引き取っている、アンジェリーナ・

ジョリー (Angelina Jolie)に、なぜ密かにネット上で反日のくら~い

噂が飛び交っているんでしょう?

 

 

皆が憧れるアンジーの黒い噂だけに、真相がとっても気になります

・・・。



 

そもそも、なぜ反日の噂がたったのか?

 

アンジェリーナの反日の噂が流れ始めたのが、2014年に入って

から。

 

実は、この年に世界で、アンジェリーナ自身が監督・プロデューサー

となった、映画「不屈の男 アンブロークン(Unbroken)」が公開され

たのです。(ちなみに日本公開は2016年の2月

 

 

なぜ、アンジェリーナが製作に携わったこの映画が、彼女自身の

反日の噂を流させてしまうことになったんでしょう?

 

映画「アンブロークン」は、2010年にアメリカで出版された、ローラ・

ヒレンブランドが描くノンフィクション、伝記の書籍を映画化したもの。

 

 

この書籍は、発売直後よりアメリカでは長期間に及び大ヒットし、

ベストセラー入り、Amazonでも好評価で書評され・・・

 

けれども、その内容というのが、第二次世界大戦中に日本軍の

捕虜にされた主人公を主軸に、日本兵をかなりネガティブに

描かれており・・・

(捕虜の方からの視線なのだから仕方ないですよね・・・)

 

その監督・プロデューサーを進んで引き受けたというアンジェリーナ・

ジョリーに対し、

 

「反日だから、こういう作品を撮りたがるんだ!」

 

という解釈に結びつき、反日という噂が立ち始めてしまったのです。

 


 

アンジェリーナは本当に反日なのか?

 

 

この映画が日本で大きな反響になっている状況をアンジェリーナも

知っていて、そのことについて聞かれたインタビューでは、

 

「この映画はとても意味のある作品で、この映画が、日本とアメリカ

の両国の架け橋になれば・・・」

 

と映画を引き受けた理由を述べており、同様の内容で雅(Miyavi)にも

出演交渉をしています。

 

 

「どこが架け橋・・・。架け橋どころか、関係悪化じゃん!?」

 

と思われるかもしれないですが、

 

アンジェリーナは、日本軍の配役を選ぶ際に、

 

「悪役を出来そうな、いかにも意地悪そうな人」

 

を選ぶのを避け、

 

「ステージに立って、カリスマ性がある人。そして、精神状態が

安定していて、良い性格っぽい人を選ぶのにこだわったわ」

 

そして、Miyaviがまさに適役だと確信し、何度も交渉したのです。

 

 

つまり、アンジェリーナは、日本軍をネガティブに描きたかったので

はなく、あくまでも、慈善活動家として一貫したメッセージを世界に

発信したかったのだと思うんです。

 

それは、世界平和、ですよね。

 

「ごくごく普通の人」が戦時中、悪い行為を行ってしまった、という

より、行わないといけない立場だった。そして、それを戦後、アメリカ

人捕虜の主人公は許した。

 

そういう意味で、アンジェリーナは、まだ日本人に対して否定的な

感情を持っているアメリカ人に対して、「橋」を作ろうとしたのだと

思います。

 

大きく言えば、戦争があって戦っていた国、どこの人に対してもの

メッセージだと思うんです。

 

 

もし、アンジェリーナが仮に、偽善で今までの慈善活動で売名

行為を行っていたなら、なぜ今回ここまで、映画大国での日本から

評判の悪く、下手したら日本での売上も全く見込めない超めんどくさい

作品の監督・プロデュース業を、わざわざする必要があったのか・・・

(かわいい娘さんとマレフィセントっぽい映画に出てれば楽でしょう・・・)

 

そこをあえて、日米の架け橋のために難しい映画に挑戦した、と

肯定的にとれると思うんですよね。